【店長ブログ】iPhone7の水没修理依頼が多い理由
こんにちは。
iPhone修理ジーニー大分店、店長のあだちです。
夏も終わり、水没のお問合せも落ち着いてきましたので今回は
「iPhone7以降の機種の耐水性について」
経験からお話したいと思います。
まずは、2109年7.8月度、当店の水没依頼機種ベスト3をご覧ください。
1位 iPhone7
2位 iPhone6s
3位 iPhone6
※当店調べですので参考まで。
えっ!!
と思われるかもしれますが、耐水が売りだったiPhone7がダントツの1位でした。
販売台数が多いのでこのような結果になるのはある程度予想することはできますが、一応耐水仕様が売りでしたのでもう少し健闘して欲しかったですね。
Appleサポート公式では耐水について以下の様に書かれています。(一部抜粋)
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iPhone 7 以降の防沫・耐水・防塵性能について
iPhone の防沫・耐水・防塵性能について説明します。
また、iPhone を誤って濡らしてしまった場合の対処法もご案内します。
iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR、iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus は防沫性能、耐水性能、防塵性能を備えています。実験室の管理された条件下でテストを実施済みです。
iPhone XS および iPhone XS Max は、IEC 規格 60529 に基づく IP68 等級 (深さ 2 m まで、最長 30 分間) に適合しています。iPhone XR、iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus はIEC 規格 60529 に基づく IP67 等級 (深さ 1 m まで、最長 30 分間) に適合しています。防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります。水濡れによる損傷は、保証の対象外となります。
iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR は、ソーダ、ビール、コーヒー、紅茶、ジュースなど、一般的な飲み物を誤ってこぼしてしまっても耐性があります。液体をこぼしてしまったら、その部分を水道水ですすいでから、iPhone を拭いて乾かしてください。
水濡れによる損傷を防ぐため、以下の行為はお控えください。
iPhone を着用したまま泳ぐまたは入浴する
iPhone に水圧が強い水や流速が大きい水をかける (たとえば、シャワー、ウォータースキー、ウェイクボード、サーフィン、ジェットスキーなど)
iPhone をサウナやスチームルームで使う
iPhone を意図的に水没させる
推奨される温度範囲外、または極度に湿度の高い条件下で iPhone を動作させる
iPhone を落とすなど、衝撃を与える
iPhone を分解する (ネジを外すなど)
くわしくはこちら↓ Appleサポート公式
https://support.apple.com/ja-jp/HT207043
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さて、記載のある、泡沫・耐水ですが、日本工業規格で見ますと、
防水の種類及び意味(日本工業規格 C0920より)
保護等級 種類 意味
0 無保護なもの
1 防滴Ⅰ形 鉛直から落ちてくる水滴によって有害な影響がないもの
2 防滴Ⅱ形 鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴によって有害な影響がないもの
3 防雨形 鉛直から60度の範囲の降雨によって有害な影響がないもの
4 防沫形 いかなる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響がないもの
5 防噴流形 いかなる方向からの水の直接噴流を受けても有害な影響がないもの
6 耐水形 いかなる方向からの水の直接噴流を受けても内部に水が入らないもの
7 防浸形 定められた条件で水中に没しても内部に水が入らないもの
8 水中形 指定圧力の水中に常時没して使用できるもの
防湿形 相対湿度90%以上の湿気の中で使用できるもの
とあります。
iPhone7ですと4、6等級に該当するかと思います。
簡単に言うと、iPhone7は完全な防水ではありませんし、経年で耐水性が劣化していくということです。
iPhone7を分解するとわかりますが、基板等に水分が入らないように細かい処理はあると思いますが、耐水の役割として主に用いられているのは
・SIMトレイ、ホームボタン周りのゴムパッキン
・スピーカーやマイク付近のメッシュ・ゴム
・パネルとフレームの隙間を埋める粘着シール
などです。
Appleサポート公式ページにも
「防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります。」
との記載がありますが、落としたりしたときの衝撃などでフレームが歪んだり曲がったりしてパネルとのかみ合わせが悪くなったり、温度変化や湿度、汗など経年劣化でゴムパッキンがもろくなったりすることで、徐々に耐水性能が低下すると考えられます。
実際にiPhoneの画面交換修理を行う際にも感じますが、購入したばかりのiPhoneは粘着が非常に強く、フロントパネルを開けるのに一苦労ですが、ある適度使用期間が経過した端末はわりとすんなり開けることが出来ます。
個々の使用環境にもよりますが、購入され1年以上経過しているiPhone7は耐水性能が低下してると考え、安易に水廻りの近くで使用しないように心がけましょう。
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